投資についての答えは、いつだってシンプル。
しかしシンプルなものって、本当は、とっても奥が深い。
そして、シンプルな答えを、本当に理解している人というのは、たいてい普段からよく学んでいる人。
実際、資産形成に成功している人のほとんどは、投資について学ぶことの大切さを、よくわかっているものです。
投資を学ぶ?
投資を始めようと思ったら、「まずは、勉強を始めよう」と考えましょう。
投資や金融の世界では、「素人でもできる」、「初心者でも迷わない」、「初めてでもできる」といった謳い文句で宣伝されていることが多いです。
でも、考えてみてください。
「素人でも資産形成できるなら、なぜあなたはすでにお金持ちではないのですか?」
と疑問に思うことありませんか?
「資産運用で本当に資産形成ができるなら、投資信託を売る人になるよりも、買う人になったらいいじゃないですか?」
と思いませんか?
投資の世界は、決して『何も知らない人』や『素人』にとって、やさしいところではないという事です。
むしろ、『何も知らない人』や『素人』をカモにして、生計を立てている人がたくさんいる世界です。
投資や資産運用では、知らない人はカモにされる。
だから、知らなければならない。
考え方や向き合い方を学ばなければならないのだと思っています。
学ぶことをする気がないなら、そもそも、投資や資産運用を始めるべきではないでしょう。
投資で必要なことは、投資する商品の善し悪しではありません。
投資の仕方、付き合い方、そういった形にできない、目に見えないところにあります。
シンプルな答えは、学んだものにしか使いこなせない。
「シンプルにするっていうのは、複雑である事よりずっと難しいんだ。 シンプルなものを生み出すには、思考をシンプルにしなければならないからだ。 しかしそうする価値はある。 そこに到達できれば、山をも動かせるからだ。」(スティーブ・ジョブズ)
投資の話は、突き詰めると最後はとてもシンプルな答えになってくるものです。
つまり、最終的な答えは、世間で思われているほど難しい話ではない。
投資で知りたいことのほとんどは、一行もあれば、説明には十分なのかもしれません。
でもシンプルであるがゆえに、本当に理解するのはとても難しい。
シンプルな答えというのは、知っての通り表面的に捉えても意味が分かってしまいます。
しかし、その本当のところは、シンプルな答えに行きつくまでの過程に、とても重要な事が隠されていたりするものなのです。
この世の中は、不確実で複雑な世界です。
すべてが、シンプルな答え通りになるわけではありません。
そんな時に、「なぜ答え通りにならなかったのか」、そこを見つけ出すことは、シンプルな答えに行きつくまでの過程を理解していないと、できないものです。
だから、学ぶ必要があるわけです。
いろんなことを学んで、考えて、失敗して、そうやって少しずつその『シンプルな答え』に近づいていくわけです。
『シンプルな答え』を知っている人は、そこそこ上手くいくのかもしれない。
『シンプルな答え』に行きつく考え方を知っている人は、失敗をうまく回避したり、乗り越えたりできて、より成功に近くなるかもしれない。
そして『シンプルな答え』に行き着いたい人は、すでに投資の世界で成功しているのかもしれない。
学ぶことは、間違いなく投資や資産形成にプラスになるはずです。
むしろ、投資や資産運用が、学ぶことなく成功できるような、甘い世界なのであれば、なぜ身の回りに時間と労働にしばられることなく生活しているお金持ちが、そんなにいないのでしょうね。
0コメント