自らのお金を株式や投資信託、不動産などに投資し、実際に資産を増やしてきた実践型ファイナンシャルプランナーです。
自身のお金をリスクにさらし、様々な経験と学びを得てきた中で考える、投資信託の選び方とは?
投資の入り口は、投資信託?
投資を始めようと考えた時、最初に検討するのが投資信託になるのかなと思います。
おそらく投資信託には、『少額から始められる』、『解約や売却が簡単』、『専門家やアドバイザーが沢山いる』などのメリットがあるからでしょう。
しかし、単純に投資信託と言っても、その数は膨大で、何を選んだらいいのかわからないものです。
そもそも投資信託とは、何百銘柄もの株式に投資していたり、株式だけでなく債券などの複数の資産に投資していたりと、投資信託自身がセット商品になっています。
その投資先の組み合わせは、それこそ無数になります。
はっきり言って、この時点で投資信託は、複雑な商品だと言えなくもないのですが。
少額からスタート出来たり、銀行などの身近な金融機関で買えたりと、その入りやすさもあって、やはり投資信託が初めの一歩にちょうどいい感じになっています。
投資のリスクは外側ではなく、内側にある。
まず知ってもらいたいのは、投資のリスクは、『外側ではなく、内側にある』という事です。
投資で失敗した理由に、「選択した商品を間違えた」、「相場環境が良くなかった」、「金融機関の手数料が高かった」などと言う人が結構いるものです。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
実は、投資で失敗しているのは、これら外側の理由よりも、自分自身の内側の理由の方が大きいものです。
たとえば、「知識や理解が足りなかった」、「そもそも投資の方針があいまいだった」、「資産形成の具体性がなかった」などが主な要因です。
そのため、中途半端な投資をしてしまったり、リスクを軽視したり、失敗した時の対処が甘かったり、タイミング悪い買付や売却になってしまったりしているものです。
はっきり言って、これらのミスは、商品選択でミスするよりも、ずっと大きな被害となることが多いです。
投資と言うのは、『理解してる範囲で行う』ということが基本だと思っています。
また、今は理解できていなくても、いつかその投資先のことを理解できるようになるまで、とことん付き合う覚悟がなければ、そもそも投資するべきはないのかもしれません。
好きこそものの上手なれ!
投資をするなら、「その投資先のことをもっとよく知りたい。」と思えるようなものに投資をするべきだと思っています。
株式に興味があるのか、外国債券に興味があるのか、不動産に興味があるのか。
投資するのは、興味のある範囲の中から選ぶべきだと思っています。
アドバイザーの説明がどうだとか、みんなが買ってるからとか、そんな理由で投資を始めることは、全くもってお勧めできません。
自らもっと知りたい、学びたいと思えるような投資先であることは、投資で成功するための絶対条件であると思っています。
事実、投資で上手く運用している人のほとんどの人は、自分の投資先や投資の仕方に関してとても詳しい知識とノウハウを持っています。
人にはみな、得意分野があります。
得意分野でないものは、人に任せ、自分の得意分野に集中する。
これは、今の社会の元となった考え方です。
普段は会社で事務仕事をし、食事はスーパーで買った、誰かが作ったお肉や野菜を食べているなんてのは、まさに人それぞれの得意分野による分担作業そのものです。
得意分野なら、人よりうまくやれる。
そういう分野で、勝負をするべきなのは、投資でも一緒だと思っています。
そして物事を得意分野とするには、そこに興味があるか、それが好きか、そして多くの時間をかけられるかだと思っています。
正しい投資信託の選び方。
投資信託は、自分が知りたい、学びたいと思っているところに投資をしている投資信託を選ぶことが一番だと思っています。
株式投資に興味があるなら、株式に投資をする投資信託を。
債券や金利に興味があるなら、債券に投資をする投資信託を。
不動産投資に興味があるなら、REITに投資をする投資信託を。
投資をした後も、興味を持って「知ろう」「学ぼう」と思えれば、きっとそれが得意の投資分野となって、上手に運用することができることと思います。
そして、ただの興味の対象から、徐々に得意分野となっていくにつれ、投資信託を卒業していきます。
投資信託というのは、所詮、初心者向けの投資商品です。
はっきり言って、初心者向けの投資商品に、良いものは存在しないというのが金融の世界の常識です。
得意分野となり、人より詳しく、そして上手くやれるようになると、一般的な投資信託よりも、自分でやったほうが上手に運用できるようになるものです。
投資信託というのは、資産形成のために買うのではなく、投資を学ぶための教材だと考えた方がいいと思っています。
それと、もう一つ投資信託の使い方があります。
株式投資の得意な人が、債券投資にも資金を振り分けておきたいと思うこともあるものです。
そんな時、投資の分業として投資信託を利用するという方法です。
自分にできない、またはやりたと思わない投資を代わりにやってもらおうというわけです。
この場合重要なのは、高リターンであることよりも、分業でやってもらいたいと考えていることを忠実に実行してくれると思われる投資信託を選ぶことです。
つまり、あくまでも資産形成の主となるのは、得意分野の投資であって、投資信託は、補助輪役でしかないわけです。
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