「ポートフォリオ運用から始めてみよう!」と行っても、ただ「複数の資産に投資しているバランス型の投資信託を買いましょう!」といっているわけではありません。
また、「ロボアドバイザーなどの自動で資産配分を行ってくれるサービスを利用しましょう」と言っているわけでもありません。
ポートフォリオで運用するノウハウを学んで、資産運用のコツを掴むことをおすすめしています。
多くの人が陥る、資産運用の勘違い、『どうやって』が抜けている?
実は、ポートフォリオ運用が正解ってわけでもない?
資産運用は、『得意分野があることに越したことはない』と思っています。
得意分野がある場合には、分散投資をするよりも、むしろその得意な分野にできるだけ集中させて運用するほうが、資産形成は早くなるものです。
著名投資家のハワードマークスは、得意とする分野では、人よりうまくやることができるので、そこに力をいれれば、平均的な水準よりも上に行けるはず、といったことを言っていました。
投資や資産運用の世界では、効率的市場仮説という考え方によって、平均を超えることは難しいと考えられているようですが、実際に投資で資産形成を成し遂げてきた人たちには、自分にとって得意分野と思っているものが、少なくても一つはあるものです。
「その分野でなら、その他大勢よりもうまくやれる。」と思っています。
株式投資が得意な人。
不動産投資が得意な人。
株式投資でもバリュー投資が得意な人。
不動産投資でも地方の物件が得意な人。
それぞれに、人よりも秀でた得意分野があるから、人よりも儲けることができるのです。
投資で資産を築くには、いろんな資産に分散投資をするよりも、得意分野に集中投資をしたほうが効果は高い。
つまり、ポートフォリオ運用が絶対の正解ではないのです。
しかし、そうはいっても、資産運用の初心者にとっては、やはりポートフォリオ運用から始めることがベストなのではないかと思っています。
実は、ポートフィリオ運用には、『資産運用のいろは』が詰まっています。
得意分野があり、集中投資をするにしても、ポートフォリオ運用のいろはは、結構使えます。
資産運用を学ぶなら、ポートフォリオ運用のノウハウから学ぶことをおすすめします。
資産運用というのは、リスクのコントロールが決め手です。
投資や資産運用というのは、いい投資先に投資をすることではなく、うまくリスクをコントロールしながら、できるだけ高いリスクをとっていくことになります。
つまりは、何に投資をするかよりも、リスクのコントロールのノウハウを身につけることが一番重要なのです。
わかりやすく表現すれば、『何に』よりも『どうやって』が大切ということです。
世間では、インデックスファンドがいいだとか、米国株が最適だとか、『何に』投資をするかばかりに注目が集まっています。
しかし、投資にとって、そんなものは二の次、三の次です。
どこに投資をするかよりも、どうやって投資をするかを考えることのほうが、ずっと大切です。
投資というのは、何に投資をするにしても(優良な投資先であっても)、必ず失敗がつきまとうことになるものです。
投資というのは、運や確率の要素がとても大きいので、仕方のないことなのですが。
そこをちゃんと理解できている人は、とても少ない。
多く人が、「いい投資先に投資をすれば、失敗しない」と考えている。
そして、結局失敗する。
プロの投資家と素人投資家の違いは、そこにあります。
プロの投資家には、『どうやって』がしっかりしているので、失敗したときの対処がうまい。
どんなにじっくりと投資先を選別したとしても、必ず失敗することはある。
投資に失敗はつきものと考え。
失敗することも、投資の一部と考えます。
投資のコツは、失敗への対処法といっても過言ではありません。
失敗したときの損失を、できるだけ小さくすることを考えて、『どうやって』投資をするかを常に考えている。
『何に』投資をするかは、その後の問題なのです。
資産運用を始めるなら、ポートフォリオ運用から学んでみよう!
『どうやって』を学んでみませんか?
資産運用を始めるなら、『何に投資をするか』ではなく、『どうやって投資をするか』を決めなくてはなりません。
しかし、それはドルコスト平均法がいいとか、そういったただ方法を知るだけの話ではありません。
リスクの取り方、コントロールの仕方を最低限学ばなければ行けないという意味です。
ドルコスト平均法の何がいいのか説明できるのか?
ドルコスト平均法がリスクをどうコントロールすることになるのか?
ドルコスト平均法の問題点はないのか?
そういったことを理解して、初めてドルコスト平均法を自分の運用スタイルに取り入れることができるものです。
ドルコスト平均法は、いい方法だと言われていますが。
そもそもの大切なことは、先程も言ったとおり、「失敗したときにどうするか!」です。
そして、多くの個人投資家に抜け落ちている、この「どうするか」という考え方には、ただ知るだけではだめです。
理解することが必要になってきます。
つまり、『学ぶ』ことが重要になってくるのです。
そもそも、リスクとはなんなのか?
そのリスクによって、どんな失敗があるのか?
失敗したことは、どうやって認識したらいいのか?
失敗したときに、どんな対処法があるのか?
こういったことを理解して、投資や資産運用をしている人は、あまり見かけません。
だから、投資や資産運用、お金のことを、今一度じっくり勉強してみませんかと、おすすめしているわけです。
投資初心者向けの、ポートフォリオ運用を学ぶことができます。
投資の勉強ができる『FP会社 あせっとびるだーず』では、資産運用のいろはを学ぶことができます。
とくに、今まで投資をしたことがない、投資初心者向けには、ポートフォリオ運用を学び、資産運用の基本を理解できるようになるための講座を用意しています。
ポートフォリオ運用というのは、投資のリスクコントロールの最初の一歩です。
投資を続けていくうちに、得意な投資分野ができて、最終的には、その得意分野への投資と現金だけのポートフォリオになることもあるかもしれません。
しかし、そうなったときにも、ポートフォリオ運用のノウハウは生きてくると考えています。
ポートフォリオ運用をしていると、今どのくらいのリスクを取るか、どこで大きくリスクを取りに行くか、むしろこれからはリスクは小さくとっていくか、といった考え方が、自然と身についてくるようにと感じます。
そしてこれは、資産運用の基本だと思っています。
『投資先を教わる』のではなく、『投資・資産運用そのものを学ぶこと』。
これが、ほんとうの意味での投資・資産運用のはじめの一歩ではないでしょうか?
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