多くの資産運用初心者は勘違いしている。
そして社会は、その勘違いを助長しているようにも思える。
意外と気づいていない『投資の本質は、リスク管理にある』という事実。
何を買ったかは重要ではない⁉
多くの人がわかっていない。
多くの人が気づいていない?
投資の成功は、何を買ったかではありません。
いい投資信託を買えれば、資産運用は成功すると思っている。
だからみんな、「何を買ったらいいですか?」「この商品はどうですか?」と質問してくる。
でも、そんなことは、資産運用をする上で、大した意味はない。
だから、投資や資産運用をしたことがないという人から、このような質問を問いかけられると、正直悩みます。
「その商品を買って、どうするつもりですか?」
そこが本当に大切なところです。
「外貨建ての保険をすすめられました。どう思いますか?」という質問。
最近よく「外貨建て保険」の相談をされます。
多くの場合、「外貨建ての商品は良いの?悪いの?」と2択の答えが欲しいようです。
これに対する私の答えは、「使い方次第」になります。
外貨建て保険と言えば、金融庁が指摘しているほどの、問題視されている金融商品の一つではあるのですが。
「加入して、どうするのか」の考え方が正しいものであるならば、一概に外貨建て保険を悪いものとして切り捨ててしまうのはどうかとも思っています。
しかし、今の外貨建て保険商品の多くは、リスク管理という観点からするとあまりそぐわないとも思っています。
外貨建て保険という発想が悪いというのではなく、商品が「使いにくい」ということが一番の問題という事です。
リスクを管理するのが投資の本質
外貨建て保険や投資信託など、資産価格が変動する、リスクがあるところへお金を入れる。
こういった行為を、一般的に投資と言っています。
そして投資は、損することがあります。
もっと広く定義するならば、投資には「先のことがわからない」という性質があります。
そして、先がわからない時には、そのわからないものをうまく管理し、失敗したらこれまた上手に対処することが重要になってきます。
つまり、投資というのは、リスク管理が全てなのです。
長期投資投資なら間違いない?
長期投資をしなさいと世間では言っています。
しかし、長期間保有しているだけでいいのか?
はっきりいって、それだけではリスクがわかっていません。
リスクとは、「何があるかわからない」ものです。
たまたま、過去が上手くいったからって、そのことで未来にも当てはまるなんてことは、一切保障されていません。
たとえ長期投資であっても、上手くいかなくなった時の対処法を知らなければ、リスクを取ることなんてことできません。
リスクへの対処法は、投資をするなら必ず身につけるべきスキルなのです。
しかし、世間では、長期保有で積立すればいいという意見が多くなり、リスクを管理するという視点が抜け落ちてきているように感じます。
これは、とても危険な事です。
あきらかに投資を誤解していると思います。
投資初心者は、リスクについて理解するところか投資を始めるべき!
最近の世の中は、リスクを管理するという視点がなくなってきている。
銀行などの金融機関にいけば、「長期で積立投資をすれば、大丈夫です」といった説明ぐらいしかありません。
「リスクに対してどう管理し、対処するのか?」という話が失われてきています。
その結果か、「インデックスファンドへの長期、積立投資」というルールを暗黙的に信じてしまっている人が多いように見受けられます。
本当にそれでいいのでしょうか?
投資の成否は、「リスク管理」がものを言うと、悪い相場も経験してきた中で肌で感じています。
また、もし運よく良い投資先に巡り合えたとしても、「リスク管理」ができていないばかりに、時がたつと、そのお金を失うことになっていたという結末も、さんざん見てきました。
だからこそ、これから投資を始めようと思っている人ほど、「リスクを理解し、管理する方法」をしっかりと学ぶべきだと思っています。
リスクとはなにか、またリスク管理の考え方が学べる投資講座
保険や投資信託の販売斡旋を一切行わない。完全に金融機関の意図から切り離された完全中立のFP会社 ㈱あせっとびるだーず では、投資初心者にこそ学んでほしい、リスクについての話、そしてリスク管理の考え方と投資・資産運用の実践方法が学べる、投資資産運用講座を行っています。
「何を買うか」ではなく「どうやって」が学べる投資・資産運用講座として行っています。
こういった内容が学べる講座は、多くのFPがいる中でも、とても稀な投資・資産運用講座ではないかと思っています。
「どうやって」を理解することで、上手に投資・運用ができるようになります。
そして、その時きっと、「何を買うか」に今感じているほどの大した意味はないという事に気づくことと思います。
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