投資に恐怖心はつきもの?
もし損をすることが怖いのであれば、投資から恐怖心が消えることはないでしょう。
なぜなら投資とは、そもそも損をすることが必ずあるものだからです。
投資を始めるときに、「損をしたくない」という人は結構います。
正直言えば、そのような人は、そもそも投資や資産運用をしようとすること自体が間違えています。
「損をすることがあっても、投資や資産運用を始めてみたい」と気持ちができてから、投資を始めるべきだと思っています。
「人は、成功ではなく、失敗からしか学ぶことはできない。」といった話を聞いたことがあります。
確かに、長期で成功している投資家というのは、必ずどこかで失敗した経験を持っています。
言ってみれば、失敗することは、投資で成功するための必要条件の一つなのです。
失敗から逃げてはだめ、損をすることも投資の一部だと考えなければいけません。
投資から損をする恐怖心はなくなりません。
恐怖心をなくそうとするよりも、恐怖心とうまく付き合っていく方法を考えるべきなのです。
恐怖心を克服しようとするのではなく、恐怖心と上手につきあうことを考えよう!
損失をコントロールする方法を学ぼう。
投資の損失はある程度、コントロールが効きます。
そのコントロール法を学ぶことで、恐怖感が和らぎます。
投資の損失への恐怖感というのは、実は損失が怖いのではなく、「どのくらいの損失になるのかわからない」から恐怖を感じているだけなのです。
恐怖感とは、損失ではなく『不確実な未来』に対する恐怖です。
投資に限らず、他の多くの場合においても、人の恐怖感とは、損失という実態があるものではなく、『どうなるかわからない』という不確実性というリスクに対して恐怖を抱いているものなのです。
だから、損失の額をある程度コントロールできれば、その『どうなるかわからない』もの、『不確実な未来』をある程度確実性をもって扱うことが出来るようになります。
つまり、投資を始める時点で、損失を金額ベースで受け入れて考えることが出来るので、不確実性というリスクに対する向き合い方が変わってくるのです。
投資の恐怖心とうまく付き合う方法とは?
不確実性というリスクに対する恐怖心を和らげるために、おすすめの方法は、『リスクを理解すること』です。
投資のリスクとは何なのかを「知っている」ではなく、「理解する」ことが大切です。
「知っている」と「理解する」、あまり違いがないようにも思うかもしれませんが、この2つは大きく違うものです。
おそらく、投資のリスクへの理解が深まれば深まるほど、「知っている」と「理解する」の違いが分かってくるのかもしれません。
投資への恐怖心は、『わからない』ことから来ています。
知ったつもりではなく、『理解する』ことで、投資への恐怖心はかなり緩和されてくるものと信じています。
そして、もっとも重要な事は、投資のリスクを理解して、そのリスクをコントロールする感覚を身につけることです。
このコントロール感が投資への意欲を積極的にしてくれます。
そしてそのコントロール感とは、具体的には正しい投資戦略があることと言い換えることもできます。
投資をしている様々な人をみても、戦略性の乏しい投資をしている人がたくさんいると感じています。
金融機関にすすめられて、毎月積立で投資信託を買っているという行為も、実は戦略性が乏しい行動だと考えています。
ぜひ、正しい投資戦略を持ち、どうリスクをコントロールするかを考えながら投資を始めてもらいたいと思っています。
FP会社あせっとびるだーずの初心者向け資産運用講座では、金融商品のリスクの理解、そして戦略性のある投資の仕方とはどういうものかを学ぶことが出来るようになっています。
ただ人にすすめられて投資をするのではなく、自分なりの基準と戦略をもって、リスクをコントロールしながら運用をすることができるようになっていただければと思います。
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