資産運用にとって、本当に必要な投資のノウハウは、『ブレーキのかけ方』です。

本当に必要な知識とノウハウ?

資産運用で成功するために、本当に必要なことってなんだと思いますか?

「何に投資をするか?」

「いくらまで投資をするか?」

「いつ投資をするか?」

「絶対勝てる投資の裏技?」

おそらく全部間違いです。

資産運用に本当に必要なこととは、何にといった具体的な物ではなく、ノウハウです。

特に、投資にブレーキをかけるノウハウがもっとも重要。

分かりやすく言えば、「買うこと」よりも「売ること」を意識することが大切だと感じています。


買うのはいつだっていい!

「高値では買いたくない?」

誰もが考えることです。

じゃあ、高値ってどのくらい?

そんなこと、何十年も投資してきたベテランの、しかも優秀な投資家たちだって判断が付かない。

相場というのは、そういうものです。

上がるときは、理屈とは関係なしに、とにかく上がる。

下がるときも、理屈とは関係なしに、とにかく下がる。

相場は相場が動きたいように動く。


高値では買いたくないなんて言っていたら、いつまでたっても買えないことがほとんど。

だったらいつ買うのか?

「今でしょ!」

買いたいと思った時に買うしかありません。


そうなると、何を考えなければいけないのでしょうか?

なんとなく察している人もいるかもしれません。

リスクをどう減らすかです。

つまり、いつ「売るか」です。

失敗したと思ったら「売る」。

思惑が外れたら「売る」。

リスクが高くなっていると思ったら「売る」。

それなりに十分な利益がでたら「売る」。

「売る」基準はいろいろあるけれど、「いざとなったら、売るぞ」という心構えがないと、リスクはコントロールできません。


リスクのコントロールが資産運用の成否を決める。

資産運用の成否は、何を買うかでは決まりません。

何を買ったって、成功する人は成功するし、失敗する人は失敗する。

資産運用の成功と失敗を分けるのは、リスクをコントロールする能力です。


リスクのコントロール、つまりは守りが重要という事です。

投資に限らず、リスクのあることは、守りが大切。

自動車の運転では、ブレーキの踏み方を覚えなければ、エンジンをかけることだって危ない。

もし間違って動き出してしまったら、事故になってしまいます。

ボクシングの試合なら、急所をガードする方法を覚えなければ、リングに立つことは自殺行為。

ボクサーのパンチは、人の頭蓋骨を割るとも言われています。これは、命にかかわります。


リスクのある世界で、守りを知らないことは、ものすごく問題です。

「株式を買って、ずっと保有していればいい。」

「インデックスファンドならば、間違いない。」

「毎月定額で積立投資をすればいい。」

これらの考えの中で、『守り』はどこにあるのでしょうか?

もし『守り方』がなにも思いつかないのなら、少なくともこの方法で投資をするべきではないと考えます。


リスクのある世界で、『守り』を意識することの大切さは、みんな無意識的にわかっている。

それなのに、投資や資産運用のことになると、「リスク、リスク」と口では言っていても、なぜか『守り』の視点が抜け落ちている。

『守り』のノウハウを覚える事、これが資産運用を始める一番最初にしなければいけないことなのではないでしょうか?


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