NISAやiDeCoは二の次?
「資産運用を始めようかな?」
「NISAやiDeCoはやったほうがいいのかな?」
「NISAやiDeCoで投資をすれば儲かるのかな?」
資産運用を始めようと考えている人のほとんどが気になるNISAやiDeCo。
金融機関や政府関係者などによる宣伝広告が身の回りにたくさんあり、みんなの目にも良く入り、「NISAやiDeCoはやったほうがいいよ」という声も多い。
「老後も不安、資産形成もしなきゃいけないし、とりあえず始めてみようか?」
でも、ちゃんと考えてみよう!
NISAやiDeCoは、それ自体が儲かるものでは決してなく、ただ税金が軽減されるだけの節税制度です。
税金というのは、基本儲かった人にしか課されない。
そもそも儲からなければ、節税なんて意味ないんです。
「たいした資産もないのに、相続税を気にしますか?」というのと同じことです。
NISAやiDeCoで節税するよりも、「投資や資産運用で儲かる方法は、ちゃんとわかってますか?」ってことの方がずっと大切なはず。
所詮、節税制度でしかないNISAやiDeCoの存在意義なんて、投資や資産運用にとっては、2の次の話なんです。
NISAやiDeCoはそもそも『儲かるための制度』じゃないんです。
NISAやiDeCoはどうしたらいい?
NISAやiDeCoは、本音を言ってしまえばやらなくたっていい。
投資や資産運用で儲かる方法がわかっている人からしたら、NISAやiDeCoに頼らなくたって、十分に儲けることはできると思っている。
たとえば、投資や資産運用をすることで、それなりの財産を作った人たちは、NISAやiDeCoをほとんど利用することなく資産を築いてきた、というのがほとんどだと思う。
NISAやiDeCoは、今まで投資や資産運用に触れてこなかった人たちを、投資や資産運用の世界に呼び込むための呼び水でしかありません。
昔から投資をしてきた、ベテランの投資家達からしたら、NISAやiDeCoの優遇制度拡充の話よりも、配当金に課される税率の話や、金融商品に係る損益をどう扱うかといった金融一体課税の話などの方がよっぽど気になる。
つまりは、NISAやiDeCoというのは、「これは絶対に使わなければ!」と思うほど有益なものでもなくて、あくまで「使った方がよさそうだね」程度のものなのです。
NISAやiDeCoが意味を持つようになるのは、投資や資産運用のノウハウを身につけてから。
ある程度儲かるようになってきた時、税金のコストを抑えるために、NISAやiDeCoを検討するというのが本来の順番だと思う。
『まずは、少額で投資や資産運用に挑戦する。
なんとなく投資や資産運用のコツみたいなものがわかってきたら、NISAやiDeCoを利用することを考えてみる。』という感じで始めるのが良いと思う。
はじめから、『投資や資産運用のいろは』もわからずに、もっと言えば投資のリスクが何たるかもわからずに、お得だからとNISAやiDeCoをはじめ、非課税の限度額いっぱいに投資をするなんてこと、あまりお薦めしたいこととは思えません。
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