資産形成アドバイザーのFPがおすすめする。『貯蓄プランニング』を考えてみよう!

貯蓄をプランニングする。

人生の計画を立てるために、ファイナンシャルプランナーにお願いして、ライフプランニングとキャッシュフロー表を作ってもらっている人も、最近では増えてきました。

しかし、そんな中でも、特に大切なことは、『貯蓄プランニング』だと思っています。


『貯蓄プランニング』とは、いつまでにいくら貯めるのかという長い話ではなく。

「この1,2年でどれくらい貯めたいのか」、とか、「貯めるためにどういう手段を使うのか?」といったことを考え、実行することです。

そもそも、私たちは、10年、20年、30年とずっと先のことを考えて行動するという事に関しては、非常に苦手なものです。

10年後の買い物のために今行動することよりも、今欲しいものを買うほうのが、行動に移しやすい。

ぼんやりとした不安よりも、今あるはっきりとした不安や欲求。

そういうものに突き動かされて消費行動をとるものです。


人をとても理性的な生き物なのだと捉えるのであれば、おかしな話なのですが、これが現実。

私たちは、私たちが思っているほど、理性的でも合理的でもない生き物なのだそうです。

だから、超長期的な詳細な人生設計図を作ったところで、大した意味がないことの方が多い。

実際に、ファイナンシャルプランナーなどにライフプランニングやキャッシュフロー表を作ってもらっても、数カ月後には、その時作成した内容なんてほとんど覚えていないことが多いものです。

こういう話を聞いて、中には経験のある人もいるのではないでしょうか?


直近で目標を立てた方が行動は早くなる。

貯蓄というのは、「何のための貯蓄?」というのが、とても分かりにくい。

だから実行しにくく、貯蓄が思うようにできなかったりする。

ましてや、『老後の生活を安泰なものにするために、30年後に2,000万円』なんて目標を立てられて、「よしやるぞ!」と思う人は、まずいない。

だから、貯蓄の目標は、達成しやすく、なるべく早い段階で辿り着くものがいい。


仮に、『1年後に50万円』という目標を立てたとしたらどうだろう。

多くの人が、「月に約4万円づつ貯蓄をすればいい。」と考えることでしょう。そうするとすぐに、今月いくら貯蓄するのかという直近の具体的目標数値に変わってくるものです。

それで、この目標が実現可能かどうかを判断するのではないかと思います。

確かに、1年後に50万円という目標に根拠はありません。

しかし、到達できそうな目標となれば、やる気が湧いてくることがあるものです。

しかも、それが明らかに良い事で、また自分にとって少しでも望んでいるようなことであればなおさらです。


貯蓄額の目標を立てるのに、具体的な理由はいらない。

貯蓄に具体的な理由はいらない。

なぜなら、貯蓄すること自体が良い事だからです。


貯蓄ができると、心に余裕が生まれてくるものです。

毎月、収入と支出がギリギリの生活をしているところに、もし100万円の預金があったらどうだろう?

100万円が必要だという根拠はないけれど、なんとなく安心するのではないだろうか?


毎月の生活費が抑えられていて、余裕資金として3,000万円ぐらいあったらどうだろう?

今嫌な仕事をしてるとしたら、たとえ少し手取り収入が減ったとしても、転職してもっと自分が望んでいる仕事を探す余裕が持てるかもしれない。


心に余裕が持てると、人生が良くなると思いませんか?

貯蓄とは、そのためのものなのだと思います。

貯蓄をしなければいけない、節約しなければいけないというギスギスするためのものではなく、ただ貯金をすることが、人生を良くする方向につながってくる。

貯蓄残高が増えるにつれて、人生の選択肢の幅も増え、心の余裕が大きくなっていく、これが貯蓄の一番の効果です。

ぜひ、だまされたと思ってやってみて取り組んでみて欲しいと思っています。


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