経済的自由も、貯蓄も、すべては足るを知ることから始まる。

お金持ちへの第一歩は、『足るを知る』こと。

お金持ちというと、好きなだけお金を使っているかのような人や、旅行やブランド品、贅沢な生活をしている人、という印象があるかもしれない。

けれど、実際にはどこにでもいるような質素な生活をしている人が、意外とお金持ちだったという事はよくある。

ベストセラー『となりの億万長者』でも、そのようなお金持ち像が描かれている。


地味だけどお金持ちの人の特徴は、「質素倹約」、「投資をする」、「教育へ投資する」といった特徴があるようです。

「質素倹約」でお金持ちになってどうするの?。お金持ちになるなら、自由にお金を使ってみたい。と考えるのも当然なのですが。

実は、そのような考え方だと、お金持ちへの道は遠くなる。

なぜなら、お金持ちの正体は、年収が多い人ではなく、『資産家』であることが多いためです。

そして、『資産家』になるためには、『質素倹約』が欠かせない。


資産を築くためには、貯金をして投資をする、という単純な作業を延々と繰り返すことが必要になる。

そしてできるだけ早く資産家になるためには、できるだけ多い金額を貯蓄に回すことが求めらえる。

貯金して、投資して、いつしか日々の生活費を、築いた資産が生み出す収益だけで賄えるようになったら、お金の不自由から解放されて、経済的自由となり、お金持ちになる。

そして、そうなるためには、日々の生活費が少ない方が達成しやすい。


お金持ちへの道が、質素倹約の方が近道なのは、そのためです。

自分にとって、十分と感じる生活費が少ないほうのが、お金持ちになりやすい。

これで十分という『足るを知る』ことが、大切です。


日々の生活費が少なければ、経済的自由は達成しやすい。

日々の生活費が少なければ、たくさん貯蓄が出来、資産形成のスピードが速くなるのは当然です。

また、それと同時に、日々の生活費が少ないほうのが、資産が生み出す収益が小さいうちに、経済的自由に至れる。

例えば、毎月の生活費(支出合計)が50万円の人と30万円の人で比較すると。

生活費50万円の人

 年間支出合計 50万円 × 12ヶ月 = 600万円

生活費30万円のひと

 年間支出合計 30万円 × 12ヶ月 = 360万円

それぞれの支出を賄うために必要な資産額は、

(資産が生み出す収益が年4%と仮定)

生活費50万円の人

 年間支出合計600万円 ÷ 利回り0.04 = 1億2,500万円

生活費30万円の人

 年間支出合計360万円 ÷ 利回り0.04 = 9,000万円

2人のその差は、3,500万円。

この3,500万円分、生活費が少ないほうのが、早く経済的自由に至れる。


人は、贅沢な生活をしようと思えば、いくらでもできる。

お金を使うスピードは、どんどん速くなる。

だから、収入が増えれば、増えただけ使ってしまい、収入が多いからと言って貯蓄が出来るわけではなくなる。

だからこそ、『足るを知る』ことは、とても大切になってくる。


自分は、どの程度の生活ができれば満足できるのか?

そこを見極めることが、お金持ちや経済的自由を手に入れるのに、とても大切なことになる。

自分の満足できる生活レベルがわかれば、あとはそこを目指して、貯蓄と投資に励めばいい。


となりの億万長者とは、『足るを知り』、その水準までの資産を築いた人たちなのかもしれません。

だから、意外と地味で、誰もが思うようなお金持ちとは全く違う生活をしているのかもしれません。

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