金利の上げ下げに一喜一憂する株式市場。賢明な投資家であるために何をすべきか?

相場の変動には、ブームがある?

「金利が引き上げられて、株価が下がる。」などとニュースが流れます。

しかし、実際には金利の変動と株価の変動は、それほど相関性はないものと思われます。実は、長期的に見れば、「金利が上がるときは株価も上がっていることが多い」なんて言われることもあるものです。

株価の上下の理由をあれこれ探しても、大して意味がないことの方が多い。

私たちは、『不安』を感じると、「なぜそうなったのか?」という理由を求めたがるものです。

それが、今の相場では、『金利』だというだけのこと。

金利の変動だけで相場というのは動いてるのではなく、その情報をくみ取った大勢の投資家が、どう感じ、そして動いているのかというのが、本当の株式市場の変動の理由だと考えています。

そして、そういった変動をもたらす主たるニュースには、流行りである『ブーム』存在している。


私たちが、賢明な投資家としてあるためには、そのブームに載せられて、それが理由で株価は変動するものだと考えるようになってはいけないと思っている。

「次のブームが来るまで、この流れは変わらなそうだ」ぐらいに思っているのがいいのだと思っています。

ちなみに、今の金利ブームの前の相場の、『金融緩和』というブームは、それはもうとても長かった。


株式投資というゲームの目的は、とてもシンプル。

株式投資は、「経済をよくするため」とか、「資産形成のため」とか、「企業を応援する」とか、いろいろ言われていますが、実際には「株式投資というゲームに参加する」ことだと考えた方が良い。

ゲームなんて言葉を使うと、株式投資を軽く見ているように思われるかもしれない。中には、株式投資は、社会に貢献する神聖なものだという人もいるかもしれない。

でも、株式市場に参加すれば、たった一つの目標に向かって、みんなが同じルールで勝負をしているゲームの世界でしかないような気もしてくるものです。


そして、そのゲームの目的は、とてもシンプルで、『どれだけ多くの株数を保有できるか』になります。

「たくさん買って、できるだけ多くの株式を保有している人が勝つ」というゲームを私たちは株式市場で行っている。

そう考えると、株式投資でやることは単純。

「できるだけ安くたくさん買う。」、「高くなったものを売って、安くなったタイミングでさらに多くの株数を買う。」、「稼いで作ったお金を使って、少しでも多くの株式を買う。」

とにかく株数を増やすのが、株式投資というゲームです。

それなのに、そこに売買価格や評価額などを絡ませて、株式の数ではなく、円単位で株式投資を考えようとするから、ゲームが複雑になる。

株数が増えれば、基本的に株式投資で勝てるようになってくる。

何度も言うけれど、目的は株数を増やすこと。

株価が安い高いというのは、株数を増やすための情報でしかないわけです。


価格変動を利用することを考える。

株式に価格変動があるために、その変動を利用して株数を増やすことにつながることがある。

ある投資家がA社の株式を200株持っていた。そのA社の株価を売却して、半値になったタイミングで再度買い直せば、今度はそのA社の株式を400株持つことが出来る。

そうやって、株数を増やしていると、自然とお金持ちになっている。

もちろん、そんなこと、そう単純にできるものではありません。

でも、株式投資というゲームは、そういうゲームなのです。価格変動を利用しながら、少しずつ保有株数を増やしていけることが一番いい。

そのことを否定するひとはいないことと思います。


つまり、株式投資の攻略法とは、いかにして株式数を増やしていくのかという戦略を持つことになります。

有名な積立投資のドルコスト平均法もその戦略の一つです。

自分が、どういう戦略で株式数を増やしていくのか、そのルールを持っているかどうかが、株式投資にとってはとても重要なのです。

そしてそこには、「相場を予想する」や「価格変動の理由を考える」ということは、あまり関係がない。

価格が動く理由よりも、「こうきたら、こう対処する。」という手段やノウハウの方がずっと重要です。

その戦略とルールを地道に実行する。バフェットも言うように、頭の良さよりも精神力。戦略とルールが決まれば、あとはそれを実行する精神力ですべてが決まる。

本来なら、とてもシンプルなゲームであるはずなのですが、異常に複雑なものしたがる。これは、私たち人の悪い癖なのだそうです。

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