住宅購入を考えています。なんとなく不安があっていろんな所に相談しているのですが、実際FPが作るキャッシュフロー表やライフプランって意味あるんでしょうか?

ライフプラン表やキャッシュフロー表は、しょせん目安。

私もFPを名乗っていますから、FPがつくるキャッシュフロー表やライフプラン表のことは知っていますし、つくる理由も理解できます。

でも、個人的には、これらの表は所詮目安にしかならないと思っています。

中には、ライフプラン表やキャッシュフロー表の作成に数万円の料金を設定しているFPもいるようですが、「そこまで手間とお金をかけて作ったところで・・・」というのが本音です。

所詮これらの表は、目安なのですから、作る時も大雑把でいいと思っています。

細かな設定は不要で、大雑把に「こんな感じか」と受け取れるものでいいのではないかと思います。


そもそも、「人生設計」というモノ自体が、『計画通りに行くものではない』と思っています。

これから死ぬまで、何十年とある中で、そのすべてが計画通りに進むと本当に思っているのでしょうか?

今作ったライフプラン通りの人生を歩むと本気で思っているのでしょうか?

もっというなら、プラン通りの人生で本当に自分はいいのでしょうか?

プランが思い通りにならない理由は、自分自身が原因となるものもあれば、外部要因もあります。

「プランが狂ったら、またプランを作り直せばいい。」という程度のものなら、細かく設定してプランニングするより、少し大雑把に作って、プランに遊びを残して作ったほうがいいのではないだろうか。

そんなことを考えると、数万円の費用をかけてつくる細かなライフプラン表やキャッシュフロー表になんの意味があるのだろうかと思ってしまいます。

今回の相談者もぼんやりとですが、そんな疑問を感じていたようです。


今回の相談者は、すでに数カ所のFPに相談し、同じようなライフプラン表やキャッシュフロー表を作ってもらっていたようです。

主に住宅メーカーに相談した後、実際にローンなどをどうするかという相談に乗ってくれるFPを紹介してくれたという話でした。

でも、これらのFPは、ライフプラン表やキャッシュフロー表を作って、相談対応をしてくれたそうなのですが、結局すべてのFPが、プランを作って終わりという感じの所が多く、その後がないことに疑問を感じていたそうです。

相談者の印象では、結局「住宅を買う」という事を前提に、工務店や住宅メーカーの要望にあわせた計画だったのではないかと感じていたそうです。実際、FPに支払う料金というのは一切なかったそうなので、事実FPと住宅メーカーでそういう関係性があったことは想像できなくもありません。


ライフプラン表やキャッシュフロー表で長期的な計画を立てるのもいいのですが、住宅ローンを組むなら、まずは日々の家計から見直してみることも大切だと思っています。

話を聞いていると、今の家計には、これといった家計管理の仕組みもないようでした。

家計管理の仕組みも、そもそも家計を管理するという発想でさえ曖昧であったために、どうやらその状態で住宅ローンを組むということに、何となく感じる不安があったようでした。

そこで、今回の相談では、家計管理の仕組みを考えてみませんかという話をさせて頂きました。


【公式LINEアカウント】

LINEで、FP相談や講座の予約ができます。

勉強会及びセミナー情報、ブログ配信のニュース、ちょっとした投資に関するメッセージ配信などしています。

0コメント

  • 1000 / 1000