「宝石のことは宝石商に聞く」というのは、お金持ちになるためのバイブルと言われている、バビロンの大富豪という本で出てくる一文です。
例えば、レンガのことをパン屋に相談しますか?宝石のことをレンガ屋に相談しますか?
あまりしないですよね。でもことお金のこととなると、その道の専門家に相談していないことが多いのです。
たとえば、投資の相談をするときに誰に相談しますか?
ちゃんと『投資家』に相談していますか?
「投資家に相談していますか?」と聞かれても、「そんな人周りにいないよ」という人が多いのかもしれません。
でも意外と投資でそれなりの利益を得ている人は隠れているものです。ただ表に出ていないだけということは大いにありそうです。
投資で儲かっている人のほとんどが、自分が投資で儲けたということをあまり言いふらさない傾向があるように感じます。
投資のことは投資家に聞く、投資家と名乗っていなくても、投資でそこそこの成功を得ている人に話を聞くのが投資の話をする相手としては、最も効果的なのではないでしょうか?
しかし、実態としては、投資の相談をする相手として投資で成功している人ではなく、銀行や証券会社、保険会社といった金融機関の窓口や営業担当に相談していることが多いのではないでしょうか?
では、その窓口や営業担当の人は、投資で大きな利益を手にしているのでしょうか?
少なくとも、私の周りではそういう人を見かけることはほとんどありません。
むしろそうではなく、たくさんのお客さんに金融商品を販売することで、高所得を得ている人たちという印象です。つまり、投資家ではなく投資商品を売るプロという感じです。
果たして、その人たちは投資の話を聞く相手として正しいのでしょうか?
過去に証券会社に勤めていた経験がある、ある人が、「私は投資のプロではなく、投資信託を売るプロでしたから」と言っていたのを聞いたことがあります。
そもそも、日本の法律では、株式などを販売する人が、自分の好きなように株式投資などをしてはいけないような決まりがあるようです。
株式投資などの金融情報誌を出版している人たちも、自主規制ではあるようですが、株式投資などの記事を書きながらも、自分たちで投資をするということはしないようにしているという話を聞いたこともあります。
つまり、世間的に投資のプロと思われている人は、以外にも投資に関して素人同然であることが多いというわけです。
それに対して、どこにでもいるようなおじさんやおばさんが、意外にも投資で大きく儲けている、まさに投資のプロであったりすることがあります。
「確かに賢い人なんだろうな?」という雰囲気は持っていても、いつも旅行したり、ボランティア活動をしていたりして、いったい何者なのだろう?どんな仕事をしているのだろう?
と思われるような人が、意外にも株式投資で一財産作って、今はその財産の消化をする時間として使っているなんてことがあったりします。
こういう人こそ、まさしく投資の相談をする人にふさわしいのではないでしょうか?
そして、そういう人たちに投資の話を聞くと、かなりの高確率で、金融機関やファイナンシャルプランナーなどの世間一般的に投資の相談をする人とされている人たちに、意見を仰いだりしていないという傾向がみられます。
こういうことからも、やはり「投資のことは投資家に聞く」が一番なのではないかと思うわけです。
では、相談する相手が、本当に投資で稼いでいるの人かどうかを知るためには、どんなことを確認したらいいのでしょうか?
①「資産額はどのくらい?」
これはあまり当てになりません。というのも、事業をしたり、投資商品を売ったりで資産を築き、その資産を有効活用しようと、最近投資を始めましたというパターンもあり得るからです。この場合は、まだ投資家の卵であって、投資で資産を築いた人というのとはちょっと違うかもしれません。
②「投資で儲かっていますか?」
これはどうでしょうか?「投資で儲かってます!」とはっきりいう人は意外に少ないように思います。本当は儲かっていても、「いや全然ですよ」という人が多いのかなという気がします。
③「投資の方法や、今後の投資環境について聞いてみる」
この手の話は好きなように感じます。おそらく食いついてくる可能性が高いと思われます。しかし、投資でたいして儲かっているわけではないけれど、ただ投資が好きな人、という感じの人が食いついてくることもとても多いので、この問いではプロの投資家かどうかの判断はつかないかもしれません。
④「どんな投資戦略で投資しているのか聞いてみる?」
これはかなりいい質問だと思われます。
投資で成功している人というのは、ほとんどの場合で、自分流のやり方というものを持っていることが多いです。
しかも、あまりその手法について話をする機会も少ないため、ここぞとばかりに話してくることも多かったりします。投資の話は聞かれなければ答えない、意外とそういうものなのかもしれません。
しかし、聞かれれば教え間になってどんどん話してくる人も結構多いと感じています。
成功した話はもちろんですが、失敗した経験などもどんどん話してきたりします。
今となっては、それなりの資産ができているからこそ、失敗談でも平気で話できるのでしょうね。
でも、失敗談というのは非常に有用な情報です。投資というのはやるべきことよりも、やってはいけないことの方が多いものです。
しかも、このような失敗談というのは、実際に自分で投資をして、数々の経験を積んできているからこそ得られる情報でもありす。
「投資のことは投資家に聞け!」
というのは、そういった意味でもとても大きな意味があるのです。
むしろ、投資のことを金融機関や投資商品を売るファイナンシャルプランナーなどにすることはかえって逆効果になることの方が多かったりするので注意が必要だったりします。
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