資産運用を始めようと思い立った時に、最初に考えることは、専門家に話を聞いてみようということだと思います。
その専門家の中でも、まずはファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみようかなという人も少なくないのかもしれません。
しかし、同じファイナンシャルプランナーでも選び方があることをご存知でしょうか?
ファイナンシャルプランナー(FP)といっても、その種類は一つではありません。
FPの資格には、国家資格であるFP技能士という資格と、民間の日本FP協会が認定しているAFP、CFPという資格が存在しています。
国家資格のFP技能士とAFP、CFPにはともに関連性があり、FP技能士の2級がAFP相当に該当し、FP技能士の1級がCFPに相当しています。
たとえば、国家資格の2級FP技能士を取得すると、日本FP協会のAFPに登録ができるようになっています。
ところで、資産運用の相談をするのであれば、FP技能士とAFP、CFPのどちらにするといいのでしょうか?
最終的には、その人本人の知識と技能にもよるので一概には言えませんが、資格だけを見るのであれば、国家資格のFP技能士よりも日本FP協会のAFP、CFPの方がいいと思われます。
その理由は、教育制度にあります。
日本FP協会の資格を保持し続けるためには、継続的に研修を受けるなど学習し続けることが必要な更新制度となっています。
つまり、AFP、CFPは、常にお金に関する学習を続けているということになります。
お金の世界は、移り変わりの激しい世界だと感じています。数十年前は個人がネットで株式を格安の手数料で売買できるような社会ではありませんでした。
十数年前は、今のようにほとんどの人が何かしらの投資信託を購入しているなんて状況ではありませんでした。投資の興味のある一部の人が利用していてた程度だったように思います。
投資信託という言葉自体がこれほど普及はしていなかったと感じます。
さらに仮想通貨とか、フィンテック、キャッシュレス、などなど。
金融の世界は10年も経つとがらりと世界観が変わっています。
根本的に変わらない部分はあるものの、常に新しい情報や知識を身に着け続けることは、資産運用のアドバイスを行う上で必須であるわけです。
AFP、CFPという資格は、その必要性を感じ、資格を更新するときに知識を身に着ける勉強をしていることを要求しているわけです。
そこが、国家資格にない強みだと考えています。
そもそもAFP、CFPという資格は、米国からきている資格です。米国では日本の国家資格とは違い、資格には更新制度と継続教育を行うことが基本となっているようです。AFP、CFPはその流れを汲んでいるといえるのかもしれません。
そしてCFPは、AFPの上級資格となり、米国でも通用する国際ライセンスとなっています。
CFPは、ファイナンシャルプランナー資格の中でも最上位に位置する資格であるといえます。
つまり、資産運用の相談をする相手を資格基準で考えるのであれば、CFPになるといえるわけです。
それともう一つ、ファイナンシャルプランナーを選ぶ際に考えないといけないこととは、相談相手のファイナンシャルプランナーの得意分野は何かというところです。
ファイナンシャルプランナーの担当する分野は、非常に多岐にわたっています。
保険、住宅ローン、家計診断および見直し、不動産、投資資産運用、などなど分野が広すぎるが上に、ファイナンシャルプランナー一人一人に得意分野が存在し、しかもその得意分野とそうでない分野の差が相当大きくなっていること本当に多くなっています。
本当に知らない分野だと、素人に毛が生えた程度しかないということも全然珍しくありません。
つまり、資産運用の相談をするのであれば、その分野を得意としているファイナンシャルプランナーを探さなければいけないわけです。
FPの資格を持っているというだけで、資産運用に関して大した知識も経験もない人に相談してしまうことは、ある意味お隣の最近投資信託を買い始めた人とそれほど違わないなんてこともあるかもしれません。
前に、資産運用の話を聞くのであれば、実際に投資で資産を増やすことに成功している人に相談することがベストであるということを書きましたが。
結局、資産運用の相談をするファイナンシャルプランナーを探すなら、実際に投資と資産運用を行って実績を積んでいる人に相談することが一番だといえます。
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