お金のいろはファイナンシャル・プランニングのファイナンシャル・プランナーは、自ら資産運用を行う投資家でもあります。基本的には自己資産のほとんどを株式等の資産に変えて運用を行っています。
当然、リスク性の金融商品に関しての経験も豊富で、そのリスクと魅力を直に肌で感じてきました。
うまく行かない時もあれば、自分でも驚くように利益がでるときもありました。
そんな経験をした中で、実際に資産運用をお勧めしてもいいかなと考える人はどのような人なのでしょう?
損することが嫌な人は、資産運用はしない方がいい。
基本的に損をするのが嫌なのであれば、資産運用はしない方がいいでしょう。
はっきり言って、資産運用でいい思いができるかどうかは、『運』という要素が非常に大きいです。
というのも、資産運用や投資という行為は、不確実性とどう付き合っていくかという事だからです。
相手が不確実性なのですから、当然失敗することも想定しながら行わなければいけません。
失敗した場合の最悪のケースはどうなるか?どのくらいの大きさの損失になるか?その損失を受けても、ライフプランに問題はないのか?
そういったことを考えなければいけません。
世の中には、「損をすることもありますが、いずれその損を超えてリターンを生み出す可能性があります。」なんてことを言っていることもあるようですが。
そんな話に確証はありません。結局すべては『運』です。
失敗することも受け入れてチャレンジするのか?
損失となってもいい覚悟があるか?
それがなければ、資産運用はしてはいけないのかもしれません。
コツコツと、やり抜くことが出来る人。
資産運用は、コツコツとした作業が得意な人に向いていると思っています。
よく、投資は農耕型なんて表現をされることもあります。
確実に芽が出て収穫できる保証はないが、とりあえず種をまいてみる。
じっくり育てて、時間をかけて実るのを待つ。
もしかすると、その間に枯れることもあるかもしれない。
育て方を間違えるかもしれない。
時間をかけたけれど、あまり出来がよくないこともあるかもしれない。
収穫前に台風などの天災で、作物がダメになることもあるかもしれない。
一年一年、何度も何度も繰り返し、少しずつ工夫し、改良し、より良いものを作れるようにコツコツと続けていく。
時間をかけたのに、結果失敗してしまっても、その経験を次に活かし、あきらめずに再度挑戦してみる。
そんな農耕型のやり方と投資はとっても似ています。肉食型で、一気にドンと収穫しようとするよりも、コツコツと時間をかけて育てる農耕型の方が資産運用には向いています。
天気や気候、作物の成長、病気といった不確実性とつきあう農業と、経済環境や世界の政治、天変地異といった不確実性とつきあう投資や資産運用は基本的に同じということなのでしょうね。
学ぶことが嫌いではない人
投資や資産運用をするなら、学ぶことをやめてはいけないと考えています。
投資でうまく行かないことなんて、しょっちゅうあります。
損失を抱えてしまった。
もう天井だと思って売ったら、もっと上がってしまった。
経済を予測できると慢心していたら、全然違う方向へ世界は動いていた。
これは良い会社だと思って投資したら、突然不祥事が起こった。
投資をすると、このようなことは、当たり前のように経験することになります。
しかし、ここでただ失敗したで終わらないために、いったい何がいけなかったのか?次はどうすればいいのか?を常に考えていかなければいけません。
つまり、『学ぶ』という作業が必要になってくるわけです。
しかも投資の世界の『学ぶ』はどんなに勉強しても、いつまでたってもわからないことにぶつかります。つまり正解というのものになかなかたどり着かないわけです。
これも投資が『不確実性』との付き合いだからなのかもしれません。
「努力は決して裏切らない」なんて言葉もありますが、ただ努力するだけではなく、学びながら努力するという姿勢が、不確実性とつきあう投資には必要なことなのです。
資産運用をお勧めしたい人。
損をするのを覚悟し、失敗してもあきらめず、コツコツと学びながら努力をする。
そんなことが自然とできる人こそ、資産運用に向いている人だと思うのです。
そこに高収入であることや、余裕資金をたくさん持っているといったことは、あまり関係ありません。
性格的に向いている人であることの方が、実際には資産運用がうまく行くコツなのではないかと思っています。
資産運用に挑戦したい人、本気で学びたいと考えている人へ。
宇都宮市のファイナンシャル・プランナー『お金のいろはファイナンシャル・プランニング』
資産運用や投資で資産形成や経済的自立を本気で目指す人のために、勉強会や個別相談、アドバイス、心のフォローなどを行っています。
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