資産運用の本来の目的は、『財産を守る』ことにある。

資産運用というと、『お金が増える』という印象が強いようですが、本当はそうではなく、インフレから財産を守ることにあるようです。

インフレ、すなわち物価の上昇。

これによって、財産を毀損することがないように、対策として行われるのが、資産運用の始まりでした。

資産運用で財産は増えない?

資産運用を行う目的は、財産を守ること。

資産運用で財産を増やそうとし始めたのは、人の歴史の中から見ると、ごく最近の話なのです。

よくある分散投資も、財産を守るための一つの方法でした。

歴史を振り返れば、王様の時代から民主主義の時代が来るなど社会の在り方が変わったり、戦争があったり、と様々な変化がありました。

そんな歴史の移り変わりの中で、どうやって財産を守っていくか。

それが様々な資産を保有することで、無一文になることがないようにした分散投資、それが今でも先人の知恵として残っているわけです。

つまりは、資産運用は、増やそうと思ってやるものではなく、守ろうと考え、行うものというのが本当の理由。

このことを理解していないために、資産運用に対して必要以上に期待をしてしまい、うまくいかなくなることが多いのです。

守るために必要なことは、分散投資。

財産を守るために行う投資は、分散投資。

資産、場所、時間、さまざまなところで分散して投資をします。

分散することで、リスクを細分化していきます。

しかし、ただ分散して投資すればいいというわけでもなく、ちゃんと効果のある分散投資を行わなければいけません。

また、分散するのはいいですが、広く分散すと、今度は資産管理を大変にします。

「分散投資」と言うのは簡単ですが、そんなに簡単なものではないようです。

正しい分散投資をするのにも、投資のことについて、最低限の知識とノウハウを持つことは必要になってきます。

資産の管理と運用を、人に頼むこともできますが、それによって発生するコストは、決して安くはありません。

今のところ、そのコストに見合った金融サービス等は、ほとんどありません。

守るための投資・運用で、コストという形で財産を失うことになったのでは、まったく無意味です。

資産を持つなら、そして守るなら、自分自身にも、お金についての能力を上げていくことが必要のようです?

増やすための投資・運用は?

「資産運用で財産を増やしたい」と考える人もいるでしょう。

そうなると今度は、分散投資ではなく集中投資が必要になってきます。

そして、分散することで減らしていたリスクを、他の手段を使って減らすことを考えなければいけません。

それが、投資戦略や投資のテクニックといったノウハウになってきます。

当然、分散投資と同様、もしくはそれ以上の、お金についての能力を高める必要が出てきます。

財産というのは、持つもの、守るのも、そして増やすのも、その人自身の資質が求められるものなのかもしれません。

お金を持ち、守り、増やす能力を高めるために、お金の勉強をしてみてはいかがでしょうか?

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