投資を始めようと考えました。
本や雑誌を読んだり、銀行などの窓口で相談をしたり、セミナーに参加したりして、何に投資をしたらいいのか勉強しようと思いました。
でも、投資を始めようとするなら、まず最初にやるべきことは、投資するお金を作ること、つまり貯金すること。
貯金をしながら、少しずつ投資の基礎を固めるための投資の勉強をすすめることがベストでしょう!
投資の基盤は貯蓄から!
「投資でお金を稼ごう!」と考えると、なかなかうまくいかないものです。
お金を稼ごうとする投資は、デイトレードなどの短期売買となることが多いものです。
値上がりしそうなものを買って、値が下がりそうなものを売る。
株価などが変動する習性を利用して、買値と売値の差を狙う。
実は、この取引でうまくいく人は、ほんの一握り。
ほとんどの人が、このような取引を行っても利益をだせません。
どうやら、短期売買取引には、『類まれな才能』が必要なようです。
天性の才能がなければ、短期売買で稼ぐことは、はっきりいって不可能でしょう。
だから、凡人(才能がないという意味ではなく、多数派という意味)である私たちが短期売買を行うと、だいたい怪我をする。
本気で投資や資産運用で資産を築こうとするなら、短期売買ではなく、長期投資という方法を選択したほうのが、賢明です。
そして、実はここがポイントなのですが、長期投資という投資の仕方は、ほとんど『貯金』をする感覚と変わりません。
収入を上げ、支出を減らし、その結果残ったお金を、コツコツと積み上げる。
これが、長期投資の基盤となります。
長期投資とは、貯蓄をする方法とそう変わらないのです。
逆に言えば、貯蓄のできな人は、長期投資もできないのです。
まずは、100万円の貯金から。
コツコツと計画的に、100万円の貯金ができるようになってからでも、投資を始めるのは遅くはありません。
計画的に、100万円の貯金ができないようでは、投資は上手くいかないことでしょう。
逆に言えば、100万円の貯蓄を計画的に進めることができる人は、投資で、それなりの資産を作ることは、それほど難しいことではないはずです。
貯蓄するだけだって資産は作れる。そこに投資があれば、より良い資産が作れる。
長期投資って、はっきり言ってしまえば、その程度の話です。
よく「毎月積立投資を始めましょう!」なんて話を聞きますが、別に積立と投資を同時に行わなくたっていいはずです。
『投資には、タイミングがある。』このことを否定をするような人がいたら、その人は投資をまじめにやってきた人ではないと思われます。
「投資は複利だから、一日でも早く始めた方がいい。」なんてことを言われることもあったかもしれあません。
でも実際には、複利でなんか増えていきません。(複利のグラフのように、右肩上がりにはなりません。)
ある程度タイミングも気にしながら投資をしないと、リスクが大きくなるだけです。
タイミングとは、値上がりしそうなタイミングを狙うという事ではなく、『高値で買うことを控える』という事です。
つまり、100万円というお金ができてから、『その時期に割安だと思われるもの』へ投資をすればいいのです。
1万円を投資するのと、100万円を投資するのとでは、投資をするときの心構えが違ってきます。
どっちの方が、お金を大切にしながら投資をしようと考えるでしょうか?
間違いなく、コツコツと貯えた100万円ですよね。
ちゃんと勉強して、調べて、納得してから購入するはずです。
適当に選んで、1万円づつ投資を始めて100万円にするのと、100万円を貯めて、じっくり投資先を選んで投資をするのと、どっちの方がより良い投資ができると思いますか?
人それぞれ違いはあるかもしれませんが、おそらく大半の人は、後者ではないでしょうか?
貯蓄と投資は、同時進行です。
投資がエンジンだとすれば、貯蓄が燃料。
両方があって初めて、資産形成のエンジンが動いて、使えるものになってきます。
投資や資産運用を始めたいと思ったら、まずは、貯金から始めてみましょう。
そして、貯まったお金を賢く運用するための勉強も同時並行ではじめてみることをお勧めします。
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