世界で最も稼いでいると言われているヘッジファンド、『ルネサンス・テクノロジーズ』。
どんな運用をしているのか気になるところですが、実は、このヘッジファンドは、とっても秘密主義。
運用の手法を決して外部に漏らさないようにしているといいます。
そもそも、投資家というのは、基本的に秘密主義。
自分の投資アイデアを、あっちこっちで言いふらすのは、賢い投資家ではないのかもしれません。
賢い投資家は秘密主義というのはなぜ?
そもそも投資で得られるリターンというのは、他人がやっていないことをやるというリスクを取ったことに対するリターンです。
みんなが投資しているところに投資をしても、たいしたリターンは得られません。
最近だとインデックスファンドに投資をする投資初心者や素人がだいぶ増えてきましたが、そんな人たちが忘れていること。
それは、『みんなのマネをしても儲からない』という投資の世界は、ごく当たり前の事実です。
インデックスファンドを世に広めた第一人者として有名な、ジョン・ボーグルも自著の中で、インデックスファンドの流行とともに、インデックスのリターンは減少することになるといっています。
つまり、人まねでは、投資は上手くならない。
そして、人にまねされると、自分の投資法が、うまくいかなくなる。
それがわかっているから、賢い投資家は秘密主義というスタンスを取るようになるわけです。
秘密主義の投資家が、なぜ投資を教えるのか?
秘密主義というのは、投資家にとっては、自分の運用成績を守るために大切な事なのですが、『投資の話を人とするのは大好き』という人は、結構多いです。
普段、自分から株式投資をしているといった話を持ち出すことはないのですが、何気なく株式投資の話を振ると、突然、水を得た魚のように、「ペラペラ」としゃべりだす人が結構いたりします。
株の話は好き、でも積極的には話さない。
株式投資の世界では、内気というか地味というか、そんな人が、意外と儲かっていたりするものです。
そして、案外自分の投資を自信ありげに話すような人は、それほど儲かっていなかったりします。
投資初心者は、そういった自信ありげに投資の話をする人には、あまり近づかない方が賢明でしょう。
そういう人の中には、投資ではなく投資商品を売ることで儲けている人が多いものです。
(中には、人に勧めていながら、自分では投資を一切していないなんて人も少なくありません。)
そもそも、投資アイデアや、相場の予測を話したりといったことは、あまり他人にしない方がいいことは、賢明な投資家であれば、分かっているはずです。
それなのに、話を積極的にしてくる時点で、怪しいものです。
ただ、投資のアイデアや相場の予測といった話ではなく。
「そもそも投資とは?(秘密主義が良いといったことも含めて)」
といったことを伝える分には、賢明な投資家にとっても、決して害になることはないと思っています。
投資の勉強を教えるファイナンシャルプランナーとして「あせっとびるだーず」は投資の個別講座を行っています。
ただそれは、投資のアイデアや相場予測といった話ではなく、投資をするにあたっての、『心構え』や『考え方』といったものを伝え、投資のアイデアや相場予測といったことは、自分で考えるようになるための『基盤づくり』と思って投資の勉強会を行っております。
そもそも、『投資のアイデア』や『相場予測』を、安易に人に話す様になると、投資は上手く行かなくなってくるものです。
それは、人に投資のアイデアを話すことで、その意見に縛られるようになってしまうからです。
投資してどうなるかは、投資している本人もわかっていない。
だから自分の間違いに早く気づき、素早く修正できるということがとても大切になってきます。
自分のアイデアに縛られるなんてことはもってのほか。
投資のアイデアなどについて、話すのではなく、「投資とは」といった資産形成の原点を重視しているのは、「あせっとびるだーず」としては、自らが『賢明な投資家でありたい』と思っているからなのです。
賢明な投資家であろうと思っている人から、投資の話を聞けるのは、他のファイナンシャルプランナーにはない、独自のサービスだと思っております。
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