なぜ資産運用を始めようと思ったのですか?
資産運用という言葉にどんなイメージを持っていますか?
資産運用のホントのところって、実際どうなの?
資産運用って、はっきり言って投資だよ!
『資産運用』なんて言葉の使われ方をすると、そんなに危険なものではなく、安定的にお金が増える。そんな気になってしまうものです。
でも違います。
資産運用なんて言葉を使っても、その実態は、ただの『投資』です。
損をするかもしれない、リスクのあるものです。
だって、それが投資ですから。
はっきりいって、今の世の中は、資産運用なんて言葉を使うことで、投資のリスクをごまかしている。
投資なんてものは、だいたい「今から、お金を賭けようとしている先が、自分の生活、もしくは社会にとって、きっと良い方向に向かうために使われますように?」と期待してお金を使う行為です。
投資をして儲かるなんてのは、ただの『運』です。
投資をするのと、寄付をするのは、そんなに違うものでもありません。
「返ってこなくてもいい」ぐらいの気持ちでしたほうがいいのが投資です。
資産運用をする目的って何?
資産運用をする目的は?
「老後が不安だから?」
「資産運用をしないとお金が増えないから?」
「なんとなくみんながやっていて、遅れるわけに行かないから?」
そんなことを考えてやる資産運用は、全くやる必要のない資産運用だと思います。
資産運用は、何度も言いますが、ただの投資です。
そもそも株式にお金を預けるという行為は、投資以外の何物でもありません。
それが、インデックスファンドであろうと、現代ポートフォリオ理論であろうと、一緒です。
「株式に投資をしたお金が半分になってしまう」、なんてことは、株式投資をしていれば人生で何度か直面する運命です。
その半分になってしまうかもしれないところに、必死に作った何百万円、時には何千万円というお金を賭けるのですから、危険以外の何物でもありません。
「老後が不安だから?」
老後を不安と思う理由はなんですか?
年金ですか?、それとも日本の経済や財政ですか?
そんなことに不安を感じていていながら、日本の株式市場に人生の大切なお金をたくそうとするのは、どうなのだろう。
日本の経済がやばくなれば、日本の株式市場だって、一緒にやばくなるものです。
「資産運用をしないとお金が増えない?」
そもそも、資産運用で簡単にお金が増える時代だったら、企業の利益も、私達のお給料も増えていておかしくありません。
私達のお給料が増えない時代に、資産運用だったらお金が簡単に増えると考えることに、おかしいなと思うところはないのでしょうか?
「なんとなくみんながやっているから」
これは、もっとも危険な目的意識です。
投資なんてものは、「人の行く裏に道あり花の山」です。
人と同じ行動を取っていて、うまくいくようなものではないということです。
投資の神様とも呼ばれている著名投資家のバフェットは言います。
『リスクとは、 自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです。』
これは、資産運用、いいえ、投資をするなら、絶対に忘れてはいけない名言だと思っています。
そして、この名言は、投資だけの話でもないと思っています。
投資をするなら、もっとはっきりした目的と、強い意志を持っていたほうが良い。
これから、『自分が何を始めようとしているのか』、それをわからずに投資を始めることは、とても大きなリスクです。
資産運用なんて言葉にごまかされることなく、『リスクある投資をはじめるんだ』という意思と正しい認識を持って始めるべきものだと思っています。
そして、その気持は、きっと報われる。
それも『投資』という経済活動なのだろうと思っています。
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