資産運用を始めるのに躊躇してしまう最大の理由。
それは、「失敗したらどうしよう?」と思う気持ちです。
でも、資産運用では、失敗することは決して恐れることではありません。
むしろ、失敗を受け入れられることは、資産運用が上手くなった証拠です。
資産運用と失敗に対する大きな勘違い⁉
資産運用を始めたい。
でも、「失敗したくない。」「損したくない。」と考えてしまう人がいます。
でも、この認識は大きな勘違い。
資産運用をしていて、『失敗しない人はいません』。
ウォーレン・バフェットのような偉大な投資家だって、何度も失敗を繰り返しています。
資産運用は、投資だといったことがありますが。
投資のパフォーマンスには、『運』と『確率』が大きな割合を占めています。
資産運用という言葉を使ったからといって、この事実は変わりません。
『運』と『確率』が大きな割合を占めているのであれば、そこに失敗がないことは、かえって怪しい。
投資の世界で、「失敗しないので」なんて言葉を使う人がいたら。
十中八九、詐欺でしょう。
投資で重要なのは、失敗を避けることよりも、失敗をしたあとに、どう対処するかです。
失敗するのは、当然。問題はその後どうするか!
ある銘柄に投資をした。(インデックスファンドでもOK)
その銘柄が、10年後、プラスのリターンで終わっている確率が60%、マイナスの損失で終わっているのが、40%だとします。
これはつまり、40%の確率で失敗するようなものです。
つまり、10銘柄投資をすれば、だいたい4銘柄は失敗するという事です。
当然、ベテラン投資家たちは、この確率を60%以上になるように奮闘しているわけですが、それでも決して0にはならない。
どんなに偉大で、有名な投資家であっても、確率が0にならないという事は、彼らでさえ必ず失敗をしているという事です。
偉大な投資家たちと投資初心者の大きな違いは、『失敗への対処法』です。
ベテラン投資家たちは、『失敗は計算の上』という前提で投資を考えています。
『運』と『確率』の世界では、かならず失敗することがあるのだから、失敗する分を想定の上で、投資のやり方を考えています。
その一つが、分散投資。
投資したうちのいくつかが失敗しても、投資全体で見れば大丈夫となるように考えて投資をする方法です。
『運』と『確率』を逆に利用することで、失敗の損失を抑えようとしているわけです。
私たちが資産運用と呼ばれる投資を行うにあたって、本当に学ばなければならないのは、このような失敗との付き合い方だと思います。
必死に、失敗しない方法や絶対に成功する方法を学ぼうとしても、大して意味がない。
むしろ、失敗した時の対処法を学ぶことが、いつまでも投資を続けること、つまりは、長期投資にとって、一番大切な事であり。
それが、将来的に資産形成をする大きな力になってくれるはずです。
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